ジャイアンツ情報

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OP戦成績から見る今年の菅野智之選手

こんにちは。よーかいです。

 

これが選手のデータを使って書く記事第一号になります。

 

コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が延期になり、野球ファンの皆さんは退屈されていることと思います。

 

そんな皆さんが少しでも野球の話題に触れられる様に、できるだけこういった記事を多く書いていきたいと思っています。是非読んでいただけると幸いです。

 

 

さて、記念すべき第一号のターゲットは、タイトルにもある通り読売巨人軍のエース、菅野智之選手です。

 

2019年シーズンは腰の故障もあり、思うような成績を残せなかった菅野選手。

 

新フォームに変えた今年はどんな成績を残してくれるのか、どういった課題がありそうなのか、オープン戦の成績を参考に解析していきたいと思います。

(あくまでデータを基に議論していますので、この記事に書いてある事が100%正しいというわけではありません)

 

 

オープン戦の主な成績

まずはこちらをご覧ください。

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菅野選手のオープン戦の主な成績です。

 

結論から言うと「まだ本調子ではない」といったところだと思います。

 

一見すると防御率1.93得点圏被打率.000と悪くないように見えます。実際に試合を観ていた限り点をたくさん取られていたわけではないですし試合は作れていたと思います。

 

ですがやはりWHIP1.29被打率.308OPS.814と比較的悪い成績が目立ちます。この数字を簡単に例えると菅野選手が投げている時は毎打席丸佳浩選手が打席に立っている状態、ということです。そう考えるとやはり万全とは言えなさそうですね。

 

オープン戦ですのでまだ調整段階とはいえ、ファンからするとあまり安心できる成績とは言えないですね。

 

 

球種別の成績

次に菅野選手の球種別の成績を細かく見ていきましょう。

 

まずは総合的な成績から。

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 菅野選手と言えば150km/hを超えるストレート打者を唸らせるスライダーですが、表から見て分かる通りやはり今年もその二つが菅野選手の投球の軸になってくると思います。

 

球速もストレートが平均147.5km/hと安定して140km/h台後半が出ている様です。

 

それでも被打率が3割を超えているところを見ると、少し制球が定まっていない様に感じます。

 

次に、左右別の球種別成績を分析しようと思います。

 

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こちらが対右球種別成績。

 

カットボールはやや打たれ気味ですが、やはり右打者に対するスライダー効果バツグンの様です。

 

シュート、カーブ、フォークも上手く使えている様に見えます。被本塁打が無いのも流石です。

 

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そしてこちらが対左球種別成績。

 

対左は、ストレート、スライダー、カットボールそれぞれ少し打ち込まれています。シュートの使用率が低いのと同時に、フォークの使用率は倍になっています。

 

恐らくは左打者相手には変化量が少なく身体から離れていく球になるシュートは減らし、落とす(逃げる)球になるフォークを増やしている様です。

 

これだけを見ても、配球の仕方が伺えますね。

 

 

菅野選手の制球

最後に、菅野選手の最大の武器であり復活のカギを握る制球力について話したいと思います。

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これが菅野選手の対右、左の投球チャートです。

 

 比較的球が投げられた数の多いゾーンから赤、黄、白、青の順番に配色されています。

 

この配球チャートを見た感じ、右打者相手には比較的しっかりとアウトコースへの制球が出来ている様に見えます。

 

それに比べて左打者相手には、やや制球にばらつきが見られます。これが対左の成績が若干悪い理由だと思います。

 

個人的に対左への対処は「内に食い込むカットボール「外ギリギリにびしっと決まるストレート」「ストンと落ちるフォーク」の三つが大事になると思います。

 

 

最後に

あくまでオープン戦の成績ですのでこれですべてが分かるわけではないですし、所詮ブログを書いているよーかいも素人なのでこの記事に書いてあることが全て正しいわけではありません。

 

ですが、データを基に今のところ出せる結論は「まだ本調子ではなさそう」といったところだと思います。

 

ただ我々は一日でも早い菅野選手の完全復活を祈るばかりです。

 

開幕はまだまだ先になりそうですが、これからも引き続き応援していきましょう。

 

以上でこの記事を締めさせていただきます。

 

VIVA GIANTS!!!